On Error GoToステートメントはエラーが生じる可能性のある処理がある場合に用いられます。
このステートメントを使えば、エラーを回避し、加えてエラー時に実行したい処理を設けることができます。
そんなOn Error GoToステートメントについて簡単に解説していきます。
ちなみにエラー部分を無視して、以降の処理を正常に実行する『On Error Resume Next』も覚えておきましょう。
On Error GoToステートメントの使い方

On Error GoToステートメントは、エラーでなければ「On Error GoTo ラベル名」以降の処理が実行されます。
ですが、エラーがあった場合には、「ラベル名:」以降の処理が実行されるようになっています。
On Error GoToステートメントの参考コード
次にOn Error GoToステートメントの具体的な使い方になります。
ここで使うエラーが生じるコード(存在しないシート参照)
例えば、下のように「存在しないシートを参照しようとしたときのコード」で試してみます。
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					 1 2 3 4 5  | 
						Sub sample1()     MsgBox Sheets("存在しないSheet").Range("A1") End Sub  | 
					
上のコードを実行すると、存在しないシートを参照しようとして下のようなエラーが生じます。

On Error GoToを使ったエラー対策
上のコードに対して、On Error GoToを使って「エラーを回避し、エラー時の処理を設ける」ようにしてみます。
下は「エラーが生じたら、メッセージボックスで”シートが見つかりませんでした”と表示する」という内容にしています。
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					 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12  | 
						Sub sample2()     On Error GoTo myError     MsgBox Worksheets("存在しないSheet").Range("A1")     Exit Sub myError:     MsgBox "シートが見つかりませんでした" End Sub  | 
					
3行目と7行目の間にエラーが生じる記述をしています。
なので、このコードを実行すると8行目以降に記述された処理が行われるので、10行目の「MsgBox “シートが見つかりませんでした”」が処理内容になります。
ですので、下のような結果が得られます。

注意上のコードの6行目には「Exit Sub」という記述があります。
この記述がない場合、エラー時の処理まで行ってしまうので注意です。
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