本記事ではVBAでの定数(Const)について解説します。
定数と変数の違いとは
まず、ここでは「変数との違い」「定数の使われ方」についての解説をします。
定数と変数の大きな違い(宣言後の代入不可)
定数と変数の大きな違いは”宣言以降は値を代入することができない”ということです。
例えば、下のように定数に代入するコードを実行するとエラーが出ます。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 |
Sub sample1() Const a As Long = 1 '---定数の宣言 a = 10 '---定数に代入(エラー) Debug.Print a End Sub |
このように定数は一度宣言したら、それ以降は値を変えることができなくなるということです。
定数と変数の使われ方の違い
上の特性により、下のような定数を使うメリットがあります。
・固定値(消費税や対象セル番号など)を絶対に変更できない値にできる。
・直接書き込んでいる値(直値[マジックナンバー])にわかりやすい名前を付けることでコードを読みやすくできる。(消費税なら「0.10 → tax」にできる)
定数(Const)の記述方法
定数を宣言するときは下の通りです。
[宣言レベル] Const 定数名 [As 型名] = 値
・宣言レベル:「Public」「Private」のどちらかを記述する。※省略可。
Publicならすべてのモジュールで、Privateなら宣言したモジュール内のみで使うことができる。
・定数名:どんな固定値が入っているか分かる名前にする。
・型名:数字ならLong型、文字列ならString型といった型を指定する。
・値:固定値にしたい値を入れる。
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