本記事ではC#の変数宣言で見かける『varキーワード』について簡単に解説していきます。
varキーワードとは
変数を宣言するときには数値なら『int』、文字列なら『string』といった型名を指定しているかと思います。
ですが、そういった明示的な型とは違い、暗黙的に型を指定するのが『var』になります。
その書き方の違いは下の通りです。
【明示的】
int age = 20; //「代入されるのが整数だからint型だな」
string name = “田中太郎”; //「代入に二重引用符(”)が使われているからstring型だな」
【暗黙的(var)】
var age = 20; //int型の値として保持
var name = “田中太郎” //string型の値として保持
このようにvarを使えば、値によって型を区別して書く必要がなくなるということです。
varの使い方
では、ここでは改めてvarの使い方について解説します。
varの記述の仕方は下の通りです。
var 変数名 = 初期値;
そして、varを使った場合は”宣言と初期化は別々に行うことはできない”ことを覚えておきましょう。
【×】
var name;
name = “田中太郎”
【〇】
var name = “田中太郎”
varの使うタイミング
varを使うタイミングは変数の代入の際に「右辺がどんな型を使った値なのか」が明らかになっている場合に使うと良いです。
コレはマイクロソフトのガイドには下のように記載されています。
変数の型が割り当ての右側から明らかである場合、または厳密な型が重要でない場合は、ローカル変数の暗黙の型指定を使用します。
また、ListやMapなどの宣言時など左辺が長くなってしまう場合にもスマートに書くことができるようになります。
ですので、その変数自体の型が明確になっている場合には、むしろ積極的にvarは使っていったほうが良いということですね。
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