本記事では「for文の使い方」について簡単に解説していきます。
そんなfor文は”ループ回数を指定して繰り返し処理を行う”ときに用いられます。
for文の書式
引数 | 意味 | 例 |
初期値 | 一般的にはループを管理する変数の初期値(ループカウンター)。
※ループ開始時に一度だけ実行される。 |
int i = 0 |
繰り返す条件 | ループを繰り返す条件(指定回数) | i < 5(iが5未満の場合) |
増加[減少]量 | 一般的にはループカウンターの増加(減少)量。 | i++ |
for文はループする回数を指定して処理を繰り返します。
その回数を指定するための引数が上で紹介したモノになります。
また、for文の書式ではif文などと同様に単文であれば「{}」を省略することができます。
一般的なfor文の使い方
では、for文で簡単なループ処理を行ってみます。
下のコードは「変数iが5以下の場合に処理をループする」という内容になっています。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 |
using System; namespace sample { class Program { static void Main() { for (int i=0; i<=5; i++) { Console.WriteLine(i); } } } } |
9行目:for (int i=0; i<=5; i++)
上のコードでは9行目でループカウンターをループ事に1ずつ増やし、0から5まで計6回ループを繰り返すように指定しています。
上のコードを実行するとコンソール上で下のように表示されます。
実行結果
0
1
2
3
4
5
【おまけ】ループカウンターを2ずつ増加させる
一般的にはループカウンターは1ずつ増加させます。
ですが、状況によってはループカウンターを1ずつ以外にしたい時があります。
そういう場合は下のように記述変更します。
下は上のコードの「9行目のfor文の増加分を2ずつ増やす」に書き換えた記述になります。
ループを途中で止める【if文・break文を活用】
次にループの途中でループを抜ける方法を紹介します。
ループを抜けるときには下のコードのように『if文』と『break文』を組み合わせます。
下のコードでは「ループカウンターが”3”のときにループを抜ける」となっています。
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using System; namespace sample { class Program { static void Main() { for (int i=0; i<=5; i++) { Console.WriteLine(i); if (i == 3) break; } } } } |
12行目:if (i == 3) break;
12行目では「もしもループカウンターが”3”の場合、ループを抜ける」としている。
上のコードを実行するとコンソール上に下のように表示されます。
実行結果
0
1
2
3
上の実行結果では4以降の値が表示されていません。
強制的に次のループに移る【if文・continueを活用】
次にループの途中でループを抜ける方法を紹介します。
ループを抜けるときには下のコードのように『if文』と『continue文』を組み合わせます。
下のコードでは「ループカウンターが”3”のときに次のループに移る」となっています。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 |
using System; namespace sample { class Program { static void Main() { for (int i=0; i<=5; i++) { if (i == 3) continue; Console.WriteLine(i); } } } } |
11行目:if (i == 3) continue;
11行目では「もしもループカウンターが”3”の場合、11行以降の処理をせず、次のループに移る」としている。
実行結果
0
1
2
4
5
上の実行結果では”3”だけが表示されていません。
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