配列の添え字(インデックス)は「0」から割り当てられます。
でも、セル操作を行う処理を記述するときなんかは、「1」から始まってほしい時がありますよね。
そういう時は下のやり方があります。
・配列宣言時に添え字の最小値を指定する(例:Dim str(1 To 5) As String みたいに)
・「Option Base」ステートメントでモジュール全体で最小値を指定する
本記事ではそんな「Option Base」ステートメントの記述方法を解説していきます。
Option Baseの記述方法
Option Baseの記述の仕方は下の通りです。
Option Base {0|1}
Option Baseでは「0」「1」のどちらかを最小値に設定できます。※デフォルトは「0」。
このステートメントは多くの場合は最小値を「1」に設定するために使用されます。
注意Option Baseでも例外があります。
それは「ParamArray」キーワードで作成された配列の添え字の最小値は常に「0」になります。
Option Baseの参考コード
下が「Option Base」ステートメントを使って、配列の最小値を「1」にした場合のコードになります。
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Option Base 1 Sub Sample1() Dim i(2) As Long Debug.Print LBound(i) '--- "1"が返される End Sub |
1行目:配列の最小値を「1」に指定している。
5行目:最大値が「2」の配列を宣言している。
※本来なら添え字が「0」「1」「2」の3つ配列ができる。
6行目:LBound関数で配列iの最小値を調べている。
イミディエイトウィンドウには”1”が出力されているので、配列の添え字の最小値は”1”になっていることが確認できるかと思います。
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