本記事では「ユーザーフォームのリストボックスの使い方」について解説していきます。
ツールを作るうえでフォームとマクロ間での値のやり取りは必要なリストボックスの「初期値の指定」「値の取得」について書いていきます。
また、本記事で使うユーザーフォームは下の通りです。
では、さっそく解説していきます。
あらかじめリストボックスに値を入れておく(初期値指定)
あらかじめユーザーフォームにあるリストボックスに値を入れておくこともできます。
その場合には、エクセルファイル起動時に読み込まれる『Initializeイベント』を使います。
まずは『Initializeイベント』の表示の仕方です。
下のように操作を行ってください。
そして、上で表示されたSubプロシージャーに処理を記述していきます。
今回は対象のリストボックスに対して『AddItemメソッド』を使って値を追加します。※リストボックスも同様。
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Sub UserForm_Initialize() With ListBox1 .AddItem "田中太郎" .AddItem "鈴木次郎" .AddItem "斎藤三郎" End With End Sub |
上のように『対象リストボックスオブジェクト名.AddItem “〇〇〇〇”』で値を追加できます。
上のコードを実行すると下のような結果が得られます。
リストボックスで選択した値を取得する
リストボックスで選択された値を取得する記述は下の通りです。
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Sub CommandButton1_Click() MsgBox UserForm1.ListBox1.Value End Sub |
上はユーザーフォームにある「OKボタン(CommandButton1)」をクリックした際の処理内容になります。
そして、上の3行目のように「ユーザーフォーム名.リストボックス名.Value」でユーザーフォームで入力された値を取得することができます。
ちなみに上のコードを実行すると下のように表示されます。
今回はメッセージボックスに表示するだけです。
ですが、そのほかにも処理や関数の引数に使うなど、いろいろな使い道があるので、テキストボックスやリストボックス同様に覚えておきましょう。
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