本記事ではC#での『エスケープシーケンス』について簡単にまとめておきます。
エスケープシーケンスとは
まず、エスケープシーケンスとは言う説明をしておきます。
例えば、「”(二重引用符)」をコンソール上で表示したいとします。
その際の良い例と悪い例(コンパイルエラー)は下の通りです。
×:Console.WriteLine(“二重引用符「”」です”)
〇:Console.WriteLine(“二重引用符「\”」です”)
コード上で文字列を表す場合の記述は「”文字列”」ですよね。
でも、「”」自体を文字列として扱いたい場合に「” “ “」としたいところですが、これでは「” “ “」となってしまい、1つ余ってしまう(青文字の1つ)わけです。
これがコンパイルエラーになる理由になります。
こういったエラーを生じさせないで、特定の記号を扱いたい場合に必要になるのが『エスケープシーケンス』というわけです。
代表的なエスケープシーケンスの種類
ここでは代表的なエスケープシーケンスを紹介します。
エスケープシーケンス | 意味 |
\n | 改行 |
\t | タブ |
\’ | 引用符:「’(シングルクォーテーション)」 |
\” | 二重引用符:「”(ダブルクォーテーション)」 |
\\ | 「\」そのもの |
【具体例】コンソール上で「改行」してみる
ここではよく使われる『改行』を使って、文字列を改行してみます。
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using System; namespace sample { class Program { static void Main(string[] args) { Console.WriteLine("氏名:田中太郎\n年齢:20歳\n性別:男"); } } } |
上のコードを実行すると下の通りです。
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