固定配列は”宣言時にその配列の要素数を指定する配列”です。
なので、指定した要素数は変えることはできません。
ちなみに逆にプログラム実行時に可変的に配列の要素数を変えられる配列を『動的配列』といいます。
固定配列の記述方法
では、さっそく固定配列の使い方を解説していきます。
基本的な固定配列の宣言
固定配列は変数と同様、「Dim」「Private」「Public」などのステートメントで宣言します。
Dim 配列名(インデックス最大値) As 型名
Private 配列名(インデックス最大値) As 型名
Public 配列名(インデックス最大値) As 型名
具体的には下のように宣言します。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 |
Sub sample1() Dim a(2) As String a(0) = "田中" a(1) = "鈴木" a(2) = "斉藤" Debug.Print a(0) '"田中"と表示 Debug.Print a(1) '"鈴木"と表示 Debug.Print a(2) '"斉藤"と表示 End Sub |
Dimステートメントで宣言した場合、プライベートモジュールになります。
なので、その場合はコードの読みやすさ的にPrivateステートメントを使ったほうがいいです。
また、型名は省略可能です。
型名を記述しない場合は”Variant型”になります。
「インデックス最小値」も指定する宣言
配列は宣言時に”インデックス最大値はもちろん、インデックス最小値も指定する”ことができます。
Dim 配列名(最小値 To 最大値) As 型名
具体的な宣言記述は下の通りです。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 |
Sub sample2() Dim a(1 To 3) As String a(1) = "田中" a(2) = "鈴木" a(3) = "斉藤" Debug.Print a(1) '"田中"と表示 Debug.Print a(2) '"鈴木"と表示 Debug.Print a(3) '"斉藤"と表示 End Sub |
配列の最小値を”1”にするとセル操作処理での記述が分かりやすくなります。
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