本記事では「while文の使い方」について簡単に解説していきます。
そんなwhile文は”条件で処理をループさせる”ときに用いられます。
while文の書式
while文は条件が成立している間は処理を繰り返します。
逆に繰り返す条件を満たさない状況を設けておかなければ、ループは終了せず、一生処理を繰りかえし続けてしまうので注意です。
また、while文で複数の条件を設ける場合には『関係演算子(&&,||)』を用いることで可能にできます。
while文の使い方(サンプルコード)
では、while文で簡単なループ処理を行ってみます。
下のコードは「変数iが5以下の場合に処理をループする」という内容になっています。
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using System; namespace sample { class Program { static void Main() { var i = 0; while (i <= 5) { Console.WriteLine(i); i++; } } } } |
while文は10~14行目です。
ループする条件は「変数iが5以下だった場合」にしています。
そして、13行目で「i++;」と記述し、ループするたびに変数iの値を1ずつ増やしていっています。
つまり、このwhile文は6回(0も含めて)繰り返したら、ループを終了するということになります。
注意もしも、上の13行目の「i++;」がなければ”無限ループ”となります。※上のコードの場合、コンソールに「0」が連打され続ける。
無限ループとはいつまでも条件を満たし続けてしまうことで、永遠とループしてしまう状況のことをいいます。
そして、上のコードを実行するとコンソールに下のように表示されます。
実行結果
0
1
2
3
4
5
「break文」でループを抜ける
上のコードではwhile文のループ条件に「i <= 5」としました
なので、上のコードはループを6回繰り返しますが、このループを条件によって中断したい時があります。
そんなときには『if文』と『break文』を設けることで、ループを中断させることができます。
例えば、下では「変数iが3だった場合、ループを中断する」という処理となっています。
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using System; namespace sample { class Program { static void Main() { var i = 0; while (i <= 5) { Console.WriteLine(i); if (i == 3) break; i++; } } } } |
上のコードを実行すると、コンソールに下のように表示されます。
実行結果
0
1
2
3
「continue文」でループを抜ける
ループ処理を用いる際には「状況に応じて処理をしたくない」という場合があります。
そんなときには『if文』と『continue文』を使うと実現できます。
下はif文とcontinue文で「変数iが3超過の場合、それ以降処理をしないで次のループに移る」という内容を追加しています。※14行目です。
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using System; namespace sample { class Program { static void Main() { var i = 0; while (i <= 5) { i++; if (i > 3) continue; Console.WriteLine(i); } } } } |
上のコードを実行すると、コンソールに下のように表示されます。
実行結果
1
2
3
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