Excelの『INDIRECT関数』は”指定したアドレス(セル番号)の値を取得する”ための関数です。
では、さっそく解説していきます。
INDIRECT関数の使い方
ここではINDIRECT関数の「記述の仕方」「具体的な使い方」について解説していきます。
INDIRECT関数の記述の仕方
INDIRECT関数の記述は下の通りです。
=INDIRECT(参照文字列,[参照形式])
引数 | 意味 |
参照文字列 | 「値を取得したいセル番号」を指定する
※文字列なので「”(ダブルクォーテーション)」で囲む |
参照形式
※省略可 |
「FALSE – R1C1 形式」「TRUE – A1 形式」の2つから選択。 |
INDIRECT関数の具体的な使い方
ここではINDIRECT関数を使って「同シート内のセルの値を取得する」「他のシートから値を取得する」のやり方を解説していきます。
同シート内のセルの値を取得する
上ではシンプルにINDIRECT関数の第一引数である『参照文字列』に”セル番号(A2)”を指定しています。
これにより、セルA2の値である「りんご」という文字列が入力されました。
また、参照文字列の書き方では下のような記述の仕方もできます。
上の書き方は「INDIRECT(“A2”)」と同じ意味になります。
「&」で文字列同士(数値なども)を繋ぐことで文字列をを作ることができます。
これ「&」はエクセルはもちろん、プログラミングをしていれば、あらゆる場面で必要になってくるので、この書き方は覚えておきましょう。
他のシートから値を取得する
ここでは「りんご」「みかん」「メロン」という3つのシートから値を取得していこうと思います。
上が「りんご」のシートになります。
加えて、ほかに2つのシートがありますが、どれも”セルB1”に値を入力してある状態にしています。
1枚目のシートでは商品名と価格の欄があります。
その価格の欄に他のシートにあるそれぞれの価格を取得しています。
そして、例えば「りんご」の価格を「りんごシート」から取得したい場合、下のように記述をします。
この式は「=INDIRECT(“りんご!B1”)」と書き換えられます。
これで「りんごシートにあるセルB1にある値を取得する」ということになります。
その結果、セルB2には”200”という数値が入力されます。
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